かつての旧線トンネル廃墟:飯田線旧線大崩隧道(長野県天龍村)

トンネルから橋梁跡を見ることができる旧線廃墟

言うまでもなく飯田線はJR東海の鉄道路線で現在も健在だが、昔と今では少し路線が異なっている。
1943年に貨物支線豊橋-船町間が廃止になったことを皮切りに、この地域にとって大きな転機となった佐久間ダム建設による影響で、一部の路線が廃止となったのだ。
この廃線となった遺構が現在も残っており、国道沿いなどでその姿を見ることができる。
とりわけその中でも面白いのがこの大崩隧道だ。
国道に面する形でトンネルの側面に開口部が設けられており、ここの風景はトンネル廃墟の中でも味わい深い風景になっている。

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トンネル内部から西方向に進むと崩壊した橋梁跡を見ることができる。その先に見えるのは精進隧道と呼ばれるトンネルだ。
危険すぎるため、大崩隧道から精進隧道へ橋を渡って向かうことはできないが、かつての路線の風景を見ることができるというのは興味深い。

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所在地

JR飯田線平岡駅から国道418号線湖岸道路を徒歩10分程度、静岡方面へ向かったところに隧道の開口部を見ることができる。車を停めておく場所はないため徒歩で向かうほうが安全だ。

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