水上廃虚として唯一無二の美しさを誇る:旧摺子発電所(奈良県下北山村)

水上にある国内では珍しくも有名な廃墟

旧摺子発電所は、奈良県吉野郡下北山村にある発電所跡で、七色ダム発電所などの愛称で廃墟ファンから知られている廃墟。
1929年(昭和4年)に現在の関西電力である、宇治川電気株式会社によって着工、1931年(昭和6年)に竣工した戦前からある発電所である。
1964年(昭和39年)に池原ダムが完成したことで、発電所としての役割を終えることとなった。
その1年後、1965年(昭和40年)に、七色ダム完成により、一帯はダム湖となり、建物が半分、水没したような形で残っている。

特徴的なのは言うまでもなく、水上にある廃墟であり、当然のことながら陸路で行くことはできない。
そのため、川釣り客向けに貸し出している近くのレンタルボート屋でボートを借り、近づくほかアプローチする手段がない、訪問難易度屈指の廃墟といえる。

しかし現在は、2018年6月に発生した大阪府北部地震をきっかけに立入禁止となっている。

廃墟としての美しさは、国内屈指を誇る。
水上に浮かんでいたということから、荒らされた形跡はなく、当時のコンクリート作りの建物がわずかに雨風に侵食されながらも静かに佇んでいる。
太陽光が水に反射して建物を映し出す姿はディストピア感もあって、他にはない世界観を感じることができる。

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所在地

旧摺子発電所は陸路で行くことはできない。
国道169号線の七色貯水池にある細い路地を進めるだけ進めば、北山川に浮かぶこの廃墟を見ることはできる。
ただし道路は舗装されておらず、非常に悪路であるため徒歩で向かい、陸側から眺めるのがいいだろう。
現在は電力会社によって立入禁止となっている。

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