海のすぐそばにある穴場的ホテル廃墟:都井岬磯ホテル(宮崎県串間市)

巨大な水槽がある穴場ホテル廃墟

都井岬の廃墟といえば都井岬グランドホテルが有名だ。
県道36号線(都井岬線)に入って岬に向かう一本道を走ると大型のホテル廃墟が見えるため、ついここで満足してしまう廃墟ファンもいるかもしれない。
しかし都井岬にはもう一つ見るべき廃墟がある。それはこの都井岬磯ホテルだ。

あまり整備されていないであろう道を海側に降りていくと、木の茂みに隠れて見えるホテル廃墟。海沿いにある廃墟であるため劣化の激しさはあるが、近くに行くと迫力のある姿を見ることができる。

内部は1階から見える特徴的な丸窓や2階へ向かう朽ちた階段を見ることができる。
この階段はほぼ崩壊しかかっておりコンクリート作りではあるものの、錆びた鉄骨がむき出しで見るからに崩れそうなので登るのはかなり危険だろう。
1階部分を探索すると、西側がおそらく大食堂だった空間を見つけた。

ここには他の廃墟にない特徴として、おそらく大きな生け簀だったかもしれない巨大な水槽の跡がある。
この場所が食堂でガラス張りだったということを考えると、観光客が泳ぐ魚たちを見て楽しんだり、そこから魚介類を引き上げて調理していたかもしれない。

なかなかに見応えのある場所であった。

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所在地

JR日南線南郷駅から車で40分程度の場所にある。都井岬線を走り、都井岬国民宿舎の先の交差点を海側に降りていく道に入る。道中は比較的、狭い道も走るのと、災害状況によってはすぐに通行止めになってしまいそうな道のため、念のため天気は確認しておいたほうが良い。

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