空港そばにある廃墟
現地の方より得た情報で訪れた場所で、台湾桃園国際空港からレンタカーで15分ほどのかなり近い場所にある廃村。
事前に得ていた情報では、バリケードなどもなく容易く入ることができると聞いていたが、実際にはフェンスで覆われていて、少なくともおいそれと入れるような状況ではなかった。訪問時には真新しいフェンスが張りめぐされていたため、おそらく最近になって地権者が動きを見せたということなのだろうか。
なぜこの場所が廃墟になったかについては詳しいことはわかっていない。一帯は田園地帯であり、かつてはこの田畑に従事する人が多く住んでいたとだけ聞いていた。
そこから推測すると、小作人のための団地だったが、土地の取引を巡って小作人を追い出してしまったとかそんなところだろうか。廃村をぐるりと囲むフェンスには労働者の旗のようなものが取り付けられており、現地語で書いてあるので意味はわからなかったが、ここを閉鎖してほしくない、とかそんな漢字なのだろう。
肝心の中だが、人が住んでいたようにも見えるが、家財道具などがほとんどなく生活感は感じられなかった。どちらかといえば未成住宅に近い感じである。
規模は日本で見る廃墟と比べるとかなり大きい。Google Mapsの衛星写真で確認してみてもかなり大きな敷地であることがわかる。海外廃墟の醍醐味といえば、そうかもしれないが。
所在地
台湾桃園国際空港から見て北北東の場所。15分程度の場所にある。
一帯は田園地帯でいくつか住宅が点在しているが、人影はあまりない。むしろ野犬がウロウロしているので一端を歩かれる際は用心されたし。