かつて三島市に存在していた廃病院
国道136号線下田街道のすぐそばに存在していた病院で、数が多いと言われる伊豆地区の廃墟の中でも、思いっきり街なかにあった廃墟だ。近くをホームセンターか電気屋があったと記憶しているが、これだけ目立ちやすい場所にある廃墟も珍しかった。
ポプラ病院は90年代に廃業された病院だが、診療報酬の不正請求が廃業に至った理由らしい。そのくだりについては、ネットソースなどで残っているものがあるので、そちらを参照されたい。
この国の廃墟としては小型ではあるものの、有名になってしまったのは廃墟マニア的な風物詩的発想よりも、心霊スポットして有名になってしまったことが大きい。老人の霊が出るなど、いろいろ逸話があるらしいが、こちらでその話は省略したい。
先述の通り、小型廃墟であり、確か3階〜4階建ての構造であるが、2階以上はすっかり地元の族に破壊されてしまったのか、めぼしいものは何も残されていなかった。
見どころとしては1階部分の診療室スペース。ここから外を見たときの蔦が入り込んだ窓や、古いシンクなどに味があった。
また残っていた当時は使われていたであろうバスも捨てられていた。
2015年までに解体が完了
とても目立つ場所にあり、褒めた言い方はできないが入りやすいということもあって心霊スポットとしてはもちろん、廃墟マニアからも人気の高かった廃墟だが、2015年までに解体されてしまい、現存していない。
先述の通り入りやすいという面と、廃虚としてのクオリティは決して低いものでなかったために残念だというファンの声も時折聞かれる。
とは言え、これだけ目立つ場所にあって、子供が入り込んで遊んだり、族が火をつけて火事にでもなったら大変ということを考えれば、仕方のない措置だっただろう。
GoogleMap上から見たポプラ病院のあったエリア。2018年11月現在ではエディオン三島店になっているが、その直ぐ側にポプラ病院が建っていた。
ご覧の通り、現在では取り壊しが完了し、廃虚の面影は残っていない。
所在地
すでに現存していない廃虚ではあるが、かつて存在した所在地を示すと住所で言えば「静岡県三島市安久375−1」に向かえば、ホームセンター施設に到着する。
現在ではエディオン三島店だが、その隣にポプラ病院が建っていた。