日本大学法学部の外部研修セミナーハウス
2018年に発覚した数々の不祥事で何かと世間を騒がせることになった日本大学法学部が使っていたセミナーハウス。
研修施設として伊豆など東京からそれほど遠くない場所にこうしたセミナーハウスが建てられることは、過去においてそんなに珍しいことではなかった。
この施設も昭和42年(1967)に建設され、外部研修用の施設のほか、サークル活動用としても利用されていたことが記録でわかっている。
かなり人気のある施設だったためか、利用可能な人数から溢れるようになってしまったため蓼科高原(長野県立科町)に新しいセミナーハウスを建設。
そのため平成3年(1991年)に閉鎖と相成った。
この手の施設はバブル期の遺構として見られる向きがあるが、不況による施設閉鎖というところでないのが、他の同じよう時代に生まれた廃墟との違いであると言えるだろう。
現在は放置され崩壊の様も甚だしいところがあるが、当時の大学生たちが青春を謳歌した断片を見ることができる。
所在地
伊豆大川駅から車で3分程度。歩いても10分程度でつくことができる。
東京方面から来た場合には、伊豆大川駅を目指して国道135号線東伊豆道路を南下すれば良い。
伊豆大川駅近辺はかなり道幅が狭い場所が多いため、大きな車で進入することは避けたほうが良いだろう。
またこの廃墟は国道135号線からでも外観を確認することができる。