コテージタイプのラブホテル廃墟:ホテルダイヤモンド(青森県六戸町)

コテージタイプのラブホテル廃墟:ホテルダイヤモンド(青森県六戸町)

複数のコテージからなるラブホテル廃墟

地方の田舎道を車で走らせるとたまに見かけるのがコテージタイプのラブホテル。
現在ではほとんど利用されることがなくなってしまったのか、ブームが去ったのかはわからないが、このタイプのラブホテルはだいたい廃墟化してしまっている印象がある。

青森県六戸町にあるこのホテルダイヤモンドもその中の一つだ。

ほぼ円形のように配置されたコテージがそれぞれラブホテルとしての一室となっており、コテージごとに駐車スペースを備えている。
車を降り、そのまま部屋に入るというタイプのホテルとなっている。

現在では一部のコテージが崩れかかっており、ホテルの中心部にあるロータリーは草木が生え放題となっていて、車を入れることはできなくなっていた。
人が立ち入るのも難しい場所になってしまったこともあって、おそらくは心霊スポットとしても知られるようになったのではないだろうか。

ホテルダイヤモンドのラブホテルとしての特徴

ホテルダイヤモンドのラブホテルとしての特徴について記録しておこう。

このホテルは1980年代中頃にオープンしたと言われている。バブル期にオープンしたにしては少し古いデザインのような気もするが、当時としては車を降りてすぐに入ることができる最先端の作りだったのだろうか。
そんなホテルダイヤモンドは2006年頃に閉業したそうだ。

ホテルは全部で8室(コテージの数で8棟)あり、1号室、2号室・・・という並びで、4号室と9号室は欠番となっている。ホテルの部屋番号のしきたりらしさが、ラブホテルでも生きているらしい。それぞれの部屋には「ダイヤモンド」「ルビー」など宝石の名前がつけられており、ランクによって「特室」「準特」「◆(無名)」という3つのランクがあった。
その内訳は以下の通りである。

室名部屋ランク休憩料金延長料金宿泊料金
1号室ダイヤモンド特室5,0001,5007,500
2号室ダイヤモンド特室5,0001,5007,500
3号室エメラルド準特4,5001,0006,000
5号室サファイヤ準特4,5001,0006,000
6号室オパール準特4,5001,0006,000
7号室ルビー3,8008005,000
8号室トパーズ3,8008005,000
10号室ガーネット準特4,5001,0006,000

特室であるダイヤモンドは2部屋あり、準特と呼ばれるランクの部屋がメインの部屋。お得用として無印の部屋が2部屋という構成だ。

宝石の名前がついた部屋ということで、各部屋の内装は宝石の色のイメージで壁などの色が決められていたようで、例えばルビーだと壁の色は赤。ダイヤモンドはなぜか黄色。オパールは紺色といったような感じになっている。

それぞれの部屋のランクによって若干の部屋の広さや、調度品の違いはあったが廃墟となってしまった今では、どこにその差があるのかわかりにくい感じだった。

所在地

百石道路、下田百石インターチェンジを降り、国道45号線を西方向、六戸町方面に走り、五人役交差点を北方向に曲がりしばらく走らせると、ホテルダイヤモンド近くにたどり着くことができる。

ホテルダイヤモンドはコテージタイプのラブホテルではあるが、側道側にあり、しかも木々が生い茂っている状態のため、視認しづらい。見落として通過することもあるので、近くまで来たらゆっくり走って確認するのがいいだろう。

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